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ある程度船体ができてきたら、塗装のことを考える必要があります。

ある程度船体ができてきたらと書いていますが、ある程度ではなくて、はじめから船体部材には塗装を施しておいて、それを切断して組み立てたりする方法もあるかと思います。

そうした方が、手の届きにくい場所も塗装がされていますので、腐食も少なくなるかもしれません。

ただ、手間としては煩雑になりそうなので、私は塗装していない部材で組み立てて、あとで一気に塗装する方法を取りました。

船体の耐久性からいえば、部材を塗って組み立てた方が有利かとは思いますが、その辺はお好きな方法で。

塗装する前に、考えなければならないのがどういう色にするかです。

自分の好みで、紫の船体色に深紅の船内色でもかまわないのですが、船体は白やクリーム色が市販のボートでも一般的です。

私の場合は、「Small Boat」誌の自作ボートが、船体はパステル・グリーンの薄緑色で船内が緑色でしたので、単純にこの色にしました。

船体は、ツートーンでなくても単色にされても全然問題ありません。

船体、特に船底は明るい色にしたほうが良いと思います。

なぜならば、転覆して漂流した時に、船体にかじりついておけば、明るい色であれば空からも発見しやすくなるでしょう。

そういった意味からは、船内色も明るい色にした方が良かったのかもしれません。

船体に塗装する前に、船体全体をサンドペーパーで磨いておきました。この時に電動サンダーが役に立ちます。

必ずサンダー等で磨く必要があるかどうかについては、磨かずにいきなり塗装することもあると思います。

私の場合、艶出し塗装などもしていないので、あまりサンダーの効果が出ているわけでもありません。

次に、塗料の種類ですが、私は水性のアクリル系ペイントとしました。雑誌の記事でも、無理に油性のペイントを使用しなくても良いとありましたので。

水性のアクリルペイントは、シンナーなども用意しなくて済むし、刷毛の後始末も簡単で、このペイントをおすすめします。心配なのは、海水への耐久性ですが、思ったよりは強いです。

時たま、塗りなおしたほうが良いようですが、結構もちます。