http://selfmadeboat.com/item/basyo.html

〇製作場所の確保について

自作ボートを製作する場所は重要です。

私の場合は、自宅の庭に自作のウッドデッキがあり、都合のいいことにパーゴラと言う屋根もついていましたので、非常にボートを造りやすい環境でした。

ボート作りは、1ヶ月以上もかかるので、その間は作りかけのボートや材料、工具等が置きっぱなしになります。

また、木造のボートを作るのですから、ドリルの音やサンダーをかける音など相当な音が出ます。その上、接着剤や塗料などで汚れることもあります。木屑などのゴミも相当出てきます。

家族やご近所にできるだけ迷惑がかからないように作業を進めなければなりません。

それに、雨の問題もあります。製作中のボートに雨がかからないように屋根があれば申し分ないのですが、無ければブルーシート等で雨を防いだほうが良いと思います。

このような場所を確保できるかどうかが自作ボート作りの第1歩です。場所が確保できなければ、あきらめて市販のボートを買ったほうが良いと思います。

それと本当にあった話ですが、かなり製作が進んだボートの船体を見て、友人が「これ、どこから外に運び出すと?」。 私、「?!」。

私の製作場所であるウッドデッキは、庭の木立に囲まれた中にあります。実際、ウッドデッキから道路まで運び出すのに、2人でいろいろ角度をつけながら運び出しました。

運び出せるのは運び出せたのですが、かなり苦労しましたので、これも要注意です。

〇 船台について

自作ボートを製作する時に、地面または床面に直接船体を置いて作業するのは、低すぎて疲れます。

適当な高さの台を用意する必要があります。

たまたま上の写真には船台がなく、デッキに直接置いていますが、この後の記事の中では船台を使用している写真がありますので参考にしてください。

私の場合は、自作のウッドデッキを作った時に、2×8材で頑丈なテーブルを作っていましたので、このテーブルを船台として使用しました。

要するに、船体を持ち上げて作業に耐えうる台を用意すればいいので、工夫して適当な台を用意してください。

〇 ボートの保管場所について

手作りボートを製作する前に、ボートの保管場所も考えておかなければなりません。

船体だけでなく、船具、つまり船外機エンジン、オール、ドーリーまたはランチャー、燃料タンク等々結構スペースを取ります。

製作の場所とは異なり、短期間ではなく長期間の保管になりますので注意してください。

私の場合は、船体は車庫の奥の方に斜めに立てかけて保管しています。船具類は釣り道具と一緒に車庫の隅に置いています。

車庫の奥だと船体にスペースを取られて、車がどれだけ表のほうに飛び出すかが気になるところです。

〇 家族の理解について

ボート作りについての家族の理解をえること、もしくはあきらめさせるのも大切です。

自宅の敷地でボートを作ると話を持ちかけて、諸手を挙げて大賛成する方がどうかしていると思います。

大抵は、反対されるので、それじゃ市販のボートを買いたいと言いますと、いくら?と聞かれて、船体だけで20万から30万かかると言い、自作ボートなら3万円と説明すると、それなら仕方が無いね。と言う風にうまくいけばいいのですが・・・・

一緒にボート遊びに行こう!なども言わないほうが。製作途中の自作ボートを見て、「自殺ボート」と陰口を言われるのが落ちですから。

いずれにしろ、あまり協力的でないでしょうから、ボート製作に没頭するあまり家族サービスがおろそかにならないようにしてください。

ある意味、この辺もボートつくりの大きなポイントです。