自作ボートの船外機エンジンについて

自作ボートについては、動力は2いろいろ考えられます。

まずは、手漕ぎオールのみです。
オールは、船外機を装着しても、船外機が故障した場合や船外機を停止している時、魚釣りに多いのですがチョット移動したい時にいちいちエンジンを掛けるのではなく、オールを使って移動することになります。
オールだけでも、釣りなどには使えないことはありませんが、行動範囲がかなり小さくなりますし、美風で出航し途中で風が強くなり岸に帰りつけなくなるのも考えられます。

そうなると船外機を付けたくなるわけです。

船外機も大きく分けて2馬力エンジンと2馬力エンジン以上の2つに分けられます。

私が自作した2.4mプラムボートの場合、現実に2馬力以上のエンジンをつけると重量的にも、パワー的にもオーバースペックとなり船とのバランスを欠くことになります。
また、私はボート免許を持っていますのでいいのですが、免許を持たない方は2馬力でないと免許を取りに行く必要が出てきます。

ボートを自作する方は、基本的には2馬力エンジンが最も扱いやすい船外機だと思いますが、遠方に釣りに行く、3名以上で乗り合わせるなどボートの使用目的によっては、船体を大きくして使用目的、船体の大きさに見合った馬力の船外機エンジンを検討してください。

2馬力船外機の選定候補

私の場合、2馬力船外機以外は、船の大きさから言って考えられないので2馬力エンジンの機種を選ぶことにしました。

自作当時の2馬力エンジンの種類は次のとおりです。

マーキュリー 2.0M
2馬力エンジンで唯一の2ストロークです。

ホンダ BF2D
空冷、4ストロークで軽量です。

スズキ DF2
水冷4ストロークで超軽量、

ヤマハ F2A
水冷4ストロークのスタンダード。

トーハツ MFS2A
水冷4ストロークで排気量が大きい。

自作ボートの船外機にホンダBF2Dを選んだ理由

これは、何と言っても空冷であることです。
ホンダ以外の2馬力エンジンは全て水冷です。

空冷ですから、エンジンの手入れが楽になります。
具体的には、帰宅後、エンジンを掛けて真水をエンジン内部に通す必要が無いことです。
これが、選定した理由の最も大きなものです。

また、遠心クラッチを採用していて、前後進にギアを入れて回転数を上げるとプロペラが回り始めます。
ホンダの原付きバイクのカブと似たような感じです。

2馬力船外機 ホンダBE2D 

2馬力エンジンホンダ BF2Dの購入先

私は、ネットで横浜の業者から購入しました。
配送してくれますし、安くつきますのでこれが一番です。

ただ、配送時にはカミさんに気が付かれないように近くの宅配センター止めにしたいと思いました。
そういうことができるかどうか念のために、ショップに電話したところ、「できますよ、皆さんそうおっしゃいます」とのことでした。

注文の際に、気をつけて欲しいのが2馬力エンジンには、ショート Sとロング Lの2種類があることです。
ボートの取り付け部トランサムの長さに合わせて、エンジン動力部とプロペラ部の長さも長短あります。
小型ボートは、一般的にショートが多いと思いますが、この辺は購入時に購入先に問い合わせてください。
ちなみに、私のボートはショートです。

楽天で調べたところナチュラムが一番安いと思います。
2馬力船外機 ホンダBF2D ショート