週末の午後、友人のO君が自宅にやってきました。早速、ウッドデッキで製作中のボートを車庫まで搬出です。ボートは、二人で持てば大変軽いものですが、結構苦労して車庫近くまで運びました。

 レガシィのルーフに上げる作業も、タイガー号とは段違いの簡単さ。全く苦になりません。この軽量さ、簡便さが今回のボート製作の大きな理由の一つでした。

レガシイと自作ボート

途中、吉田釣具店によって、キス釣用の餌を買って、勝浦浜に着きました。この海岸は、遠浅で、風裏になり波が立たないのでボートを出しやすいのです。ただし、海岸と道路の間には、大きなコンクリートのブロックがあり、車は乗り込みできません。

 車から、ボートを降ろし、波打ち際までボートを二人で手運びしました。エンジンはありませんので、オールをセットして、まず、私だけで海に乗り出しました。なお、水の深さが遠浅で50cmと浅いので、ライフジャケットは船内に用意して着用はしませんでしたが、これも、不測の事態を考えると、着用すべきであったと反省しきりです。

自作ボート

海乗り出した瞬間、船内に海水が入ってきました。大した量ではないのですが、やっぱりかと言う気持ちと残念さが交錯しました。海水は、大体船尾のベンチ下から入ってきているようです。ボートを傾けると、船底と舷側部の接合部分からも、多少流入してきます。

 直ちに、ボートを岸に戻すほど危険な海水の量ではないので、そのまま様子を見ることにしました。オールで漕ぐと、比較的軽く水の上を滑っていきます。オール関係は良好な感じです。

自作ボート

岸で待っているO君を乗せて、今度はキス釣に出発です。二人乗船は、全く問題ないようです。タイガー号に比べると、バランスは良くないのですが、二人一緒に立ち上がらない限り大丈夫のようです。

 エンジンが無いので、風で押し流されることを考慮して、あまり岸から離れないようにしました。キス釣の仕掛けを投入すると、すぐに当たりがあり、釣れました。形は小さいのですが、結構遊べました。釣れた魚をイケスに入れていましたが、船底に海水が丁度良く溜まっており、船底を簡易イケスと使用すると大変便利でした。

自作ボート

 少し岩場の磯付近に行って、エギでイカを狙ってみましたが、これは不調に終わりました。

なお、最後に浜に着いた時に、ボートから乗り出したら、バランスを失って深さ30cm程度の水の中に転倒しました。それだけなら大したこと無しなのですが、携帯が水に浸かってしまい使えなくなりました。やはり、ボート遊びには、防水パックか防水機能のある携帯が必要です。

自作ボート

 今回の試験乗り出しで、多少の漏水を直すと十分実用に耐えるボートであると分かりました。ただ、波や風のある海域では、やはり無理な船体であることも間違いありません。湾内、それも風裏である場所しか使用はやめた方が良いと思いました。

各種船舶用塗料・船底塗料
本格的な船舶用塗料です。油性で扱いにくく自作ボート用には不適かもしれませんが、参考までに紹介しておきます。