自作ボートのビデオはいかがでしたか? 自作ボートの悲しさで、ほとんど製作者の私がボートに乗っていますので、友人親子が乗った機会にこのようなビデオを取ることができました。 福岡市の博多湾内ですのであまり波は立っていませんので、大人2人乗船でも安定した航走をしていますね。

自作ボート製作までの経緯

2007年5月頃から自作ボートの製作を開始したのですが、それまでの私とボートの関わりは、1993年までさかのぼります。

友人と釣りを楽しんでいた私は、もっと釣りを楽しむために共同でボートを買うことにしました。そして1993年に買ったのが、ヤマハの釣りっこ太郎、11フィート、8馬力の船外機付きでした。

釣りっこ太郎をカートップで運ぶために、車にキャリアをつけました。

次の転機は、2005年にはじめたルアーフィッシングです。エギングに始まり、シーバス釣りにも興味を持ち始めました。エギングは、堤防からもそこそこ釣れたのですが、シーバスの陸ッパリは、全く釣れませんでした。

一年以上も全く陸ッパリではシーバスの一匹も釣れなかったので、業を煮やして2006年の11月に博多湾のシーバス遊漁船に乗ってみました。すると、生涯2匹目に釣れたシーバスが90cmの大きさでした。

ボートによるシーバス釣りの威力に開眼した私は、釣りっこ太郎でシーバス釣りをしましたが、釣りっこ太郎は、重量が80Kg以上もあり、必ず2人以上の労力を要し、友人の都合がつかなければシーバス釣りに出かけられません。

そこで、一人でも海に出せるボートの検討を始めました。一人でも海に出せるボートとは、重量が軽いボートに他なりません。

ボートのカタログなどを見ていたある日、「スモールボート」誌のある記事が目に留まりました。「スモールボート」のN04の「2.4mプラムの自作」と言う記事です。国方成一氏の執筆で、材料費3万円以下でできるとキャプションが付いていました。

一番大事なボートの重量は30kgと、これなら一人でも海に出せる重さでしょう。

ボートを自作してみようと思いました。それが2007年の5月頃のことでした。

上に掲載しているのが、今回の自作ボートを作る際に、大いに参考にした記事が掲載されていた舵社発行の「SMALL BOAT」誌のNo4です。

この号は、最近までバックナンバーとして販売されていましたが、今は残念ながら売り切れとなっているようです。

「2.4メートルプラム製作マニュアル」の記事は、国方成一氏の執筆によるものです。

現在、同誌は発行されており、国方氏もボートに関する記事を書いておられます。

ボートライフに大変役立つものですので、ご購読をおすすめします。